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2500人の来場者で賑わったクリニック内覧会

内覧会実績・企画事例

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CASE FILE #003

2万人の通行人で賑わう
ショッピングストリートで
クリニック内覧会

2500人の来場集客で賑わったが
クリアすべき課題がたくさんありました

結果的に多くの来場者で賑わったクリニック内覧会。しかし、クリアすべき課題や条件がたくさんありました。
 
今回は、そんな内覧会のお話を掲載いたします。
 

  • 私たちがお手伝いした企画内容
  • ①内覧会の企画運営/呼び込み
  • ②合計3万部のチラシ制作
  • ③2万部の新聞折込とポスティング
  • ④各種PR制作物

 

企画段階で大きな課題が発生!?

今回の案件において、開業場所は主要駅地下にあるショッピングストリート内で、一日の通行人が2万人程と伺いました。企画段階で2000名の来場者をご希望されており、本来私たちが開催する内覧会であればドクターと来場者とのコミュニケーションに重点を置くため、以下の簡易計算を行いました。
 
条件1:3日間開催
条件2:2000人の来場集客
条件3:100件の予約
金曜日来場想定:400名
土曜日来場想定:800名
日曜日来場想定:800名
 
金曜日はまだしも土日は1日800名、ドクターは1時間あたり120名ほどとお話しすることとなります。
 
1名あたりのコミュニケーション時間は【60分÷120名=30秒】となり、もはやアイドルの握手会状態です。アイドルなら30秒で「一目でファンになったから次も行きます!」となるかもしれませんが、ここは医療の現場です。
 
しっかりとクリニックを見て回って、スタッフと話をして、先生と話をしてからでないと、来場者さんはなかなかファンになってくれません。
 
しかし今回のクライアントはドクターが複数在籍し、分院展開も多数されている医療法人様。"助っ人ドクター"という手があります。
 
5名の助っ人ドクターに来ていただけたら、来場者1名あたり約3分間のコミュニケーションを取ることが可能になります。医院スタッフとの院内内覧を含むと1名あたり10分の滞在時間と考えました。さらに、これまでの分院展開時に何度も内覧会を経験しているドクターなら可能との判断で、依頼をお受けしました。
 

ショッピング施設側からの厳しい条件下で、2万人通るけど難しい戦いに

主要駅に向かう地下であれば雨が降っていても問題なく集客可能ですが、話はそう簡単ではありません。
 
なぜなら道幅が超広いから。
 
更にショッピング施設側から「クリニック側の壁沿いだけで呼び込みを行ってください。大声は出さずに。景観保持の為ポスターの掲出もNGです。」とのご指示。
 
当然2万人の通行客が1列でクリニック側を歩く、なんてことはない。超広い道幅で、端っこを歩く人は1,000人程度。

そんな状況で手の届く範囲でしか呼び込めないなんて…
 3名の弊社スタッフが手配りをして、受け取る人数は一体…
 
クリニック前の側面にスタッフを増やしたところで、結果は変わりません。
 
じゃあショッピング施設の管理下以外で配ってはどうか。
 
と、近隣で配布効果の見込める場所を選定して管轄の警察署へ。
いざ道路使用許可を申請すると「この区はショッピング施設同士の条約で、サンプリング等の誘致活動では許可を出せない」とのこと。

条件をまとめると以下の通り。
 
条件1:2万人が通るが道幅が超広い
条件2:クリニック前の側面しか配布活動不可
条件3:静かに遂行しなければならない
条件4:ポスターの掲出はNG
条件5:他の場所も道路使用許可が下りない
 
結論:隅っこを歩いているわずかな通行人に小声でしか呼び込みできない。
 
この条件を事前にクライアントと共有し、院内スタッフと共に厳しい中でもやれることをやりましょうと合意を得ました。
 

やはり初日 金曜日は悪戦苦闘

今回は2000人を集客目標に定めているため、内覧会でのオプションコンテンツは導入せず、プレゼント(粗品)企画のみで遂行しました。
 
そして内覧会初日の金曜日。
 
2万人の通行客と言えども晴れている金曜日。
地下通りには仕事のために通行している人が大半という状況で、200名ほどの来場者数、予約は18件目標を下回る結果となりました。
 
しかし約1,000人のクリニック側面を通る方々に対し200名来場、ということは5人に一人を呼び込めてることになります。5人に一人にチラシを渡すではなく、ちゃんと呼び込めてる。
 
条件が悪い中での結果としては善戦している方でした。
 
明日の為の作戦会議を行い、金曜日は解散となりました。
 

土曜日からは気合いを入れ直して
一気に目標数を達成

通常は"派手なユニフォーム"は、医療としての質を疑われるとの観点からブルーのユニフォームを着用している弊社スタッフ。
 
しかし昨日の1.5万人の通行客の中では、あまりに色が大人しすぎたと思い、土曜日からは"明るい蛍光色のグリーンのユニフォーム"に切り変えました。更に前後に診療科目名を大きく書いたステッカーを貼り付け、一目で医療クリニックの内覧会が行われていることが分かるようになりました。
 
その他の工夫も盛り込みましたが全ては割愛いたします。
 
ショッピング施設側に怒られないよう、少し大きな声も出すようにして呼び込み活動を行ったところ、土曜日は1300人の来場で予約件数は50件を超えました。
日曜日も同様に多くの来場者で賑わい、結果約2500名以上の来場と約140件の予約で目標を大きく上回る結果となりました。
 

予約率が低いが、結果は上々?

本来の私たちの内覧会では、ドクターと来場者とのコミュニケーション設計に重きを置いております。
 
今回は2500名の来場に対し140件の予約。
 
予約率は5.6%。
 
私たちの平均からすると大きく下回る予約率ですが、2500名以上の方々が"一度立ち寄ったことがあるクリニック"となったことは、後に大きく影響することでしょう。またアンケート用紙等の回収もあり、今後のアプローチにも繋がるので「こういう結果もいいのではないか」と結論づけました。
 
しかし今回のような案件は、ある一定の条件下でしか行えないため、やはり本来の"ドクターと地域の信頼関係の構築"を意識した内覧会を開催するべきでしょう。
 
私たちはこれまでの経験からも様々なご提案・アドバイスが可能ですので、お気軽にご相談ください。