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脳神経外科の内覧会企画

内覧会実績・企画事例

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CASE FILE #006

脳神経外科での内覧会
地域の方々に正しい理解を

脳神経外科は一度お世話になったことのある人以外は、あまり知らない科目

今回は脳神経外科・リハビリテーション科を同時に標榜するクリニックでの地域マーケティングを掲載いたします。
 
特に30代40代には脳神経外科がどんなところか浸透していない中、地域の成人以上の方々に、このクリニックの必要性を訴求することが目的となります。
 
目的を達成するためには、脳神経外科がどんな診療をしていて、どのような症状の時に受診するのが最善かを正しく理解していただき、地域需要を掘り起こしていく必要がありました。
 

  • 私たちがお手伝いした内容
  • ①ロゴデザインの作成
  • ②各種印刷物の作成
  • ③WEBサイト
  • ④事前の求人用ページの作成
  • ⑤LED看板、外観や受付のサイン関係
  • ⑥内覧会の企画運営/呼び込み
  • ⑦3万部のチラシ作成
  • ⑧3万部の新聞折込/ポスティング
  • ⑨院外掲出用の動画作成

今回の内覧会は、ベーシック内覧会プランにチラシ追加を1万部適用したものとなります。

 

1.5テスラMRIの導入が最大の訴求ポイント?

今回はクリニックにMRIを導入することが最大の目玉となるのは必然です。
 
しかし、馴染みのない人にMRI導入を訴求しても「テレビ番組の人間ドッグ紹介で見たことある」くらいの反応で「へー、凄い」と、イマイチ伝わりづらい。(導入費用を考えると大変恐縮な言い回しですが)
 
そこでMRIの訴求は当然行いますが、内科診察も出来て気軽に通えるホームドクター的な位置付けでプロモートすることをご提案しました。
 
もとより標榜こそしないが、最初は一般内科診療もしていこうと考えおられたので、ご納得いただき企画をスタートしました。
 

地域の方々から「そうなんだ、でも私には関係ないわ。よく知らないし」と言われることがとにかく嫌で戦略を考えました。

 
地域にとって重要な医療施設ができるというのに、住民からの無関心だけは避けたく、依頼を受ける以上"絶対に振り向かせてやる"という気持ちでチーム一同挑みました。とにかく地域住民の生活に入りこみやすい切り口で、脳神経外科の領域を正しく流しこむことが必要でした。
 
また近隣にも数件、MRIを導入している診療所が所在しておりましたので、その点も意識した上で企画を進めました。
 

まずはロゴ作成と
ドクターへのヒアリングから

約3ヵ月前から始動した今回の案件ではまずロゴの作成から入りました。ロゴはご希望を伺って作成した3案の中からお選びいただき、カラー調整を何度かして決定しました。
 
また内覧会開催、ホームページ、各種印刷物、看板のためのヒアリングを開始。
 
開業前は他病院での勤務もありながら多くの業者と打ち合わせがある為、2回に分けて打ち合わせを重ねました。また後に必要になる宣材写真の撮影日もカメラマンとスケジュールを調整し決定いたします。
 
内覧会とホームページや印刷物の打ち合わせが一緒に出来るので、とても効率よく進められるのが弊社の強みの一つでもあります。
 
またメールなどでも随時、原稿確認などを進めながら、早めに必要なものは準備をしていきます。
 

  • この時点での制作物
  • ①ロゴ
  • ②名刺
  • ③挨拶状ハガキ
  • ④ホームページの準備(ドメイン取得/サーバー設定)

次は求人用の特設ページ公開と
看板関連などのデザインを進める

約2ヵ月半前には求人用の特設ページを開設。
 
利用する求人会社のプランにもよりますが、通常の求人プランでは掲載事項に制限があり写真を多く使ったり記事をたくさん載せたりは出来ません。
 
しかし求職者心理を考察すると、紙面やWEBで求人情報を閲覧したあと、まずはクリニック名や院長名で検索をして信頼をしてから応募しようと決断します。
 
この時点で、クリニックで働くメリットや福利厚生、運営方針や今後の展望などが記載されたページが特設されていると応募率が高まりやすくなります。
 
合わせて看板デザインなどの確認を随時進めている状態です。
 

  • 2ヵ月半前での納品制作物
  • ①求人ページの公開
  • ②SEOの為、トップページ(仮)公開
  • ③挨拶状ハガキ
  • ④ホームページの準備(ドメイン取得/サーバー設定)

 

  • 2ヵ月半前で制作途中のもの
  • ①WEBサイト準備中
  • ②内覧会準備
  • ③告知チラシの原稿準備
  • ④パンフレットの原稿準備
  • ⑤宣材写真の撮影待ち
  • ⑥看板デザイン

 

いよいよ1ヵ月前
さらに準備が加速します

開院内覧会の1ヵ月前には看板デザインが確定し施工日程も決定しております。また、ホームページ・パンフレットの内容もおよそ決定し、あとは原稿確認と微調整をする段階です。
 
  • 1ヵ月前で決定しているもの
  • ①看板デザインと施工日

 

  • 1ヵ月前で制作途中のもの
  • ①WEBサイト準備中
  • ②内覧会準備
  • ③告知チラシの原稿準備
  • ④パンフレットの原稿準備
  • ⑤宣材写真の撮影待ち

 

間も無く開院内覧会/3週間前

いよいよ3週間前には看板や窓面サインなどの施工も終わり、【開院内覧会のお知らせ】をラミネートして自動ドアや窓面に貼り出しています。
 
この時点でホームページやパンフレットの制作は概ね完成しており、あとは宣材写真の撮影日を待つだけとなります。
 
撮影をすれば、すぐにパンフレットに反映し印刷工場へ回し、ホームページは公開されます。2ヵ月半前にはSEO対策のためトップページ(仮)を公開しているので、クリニック前を通った方がお知らせを見て検索した際には問題なく検索結果に表示されます。
 
また1週間前には告知チラシのポスティングが始まり、内覧会の2日前には新聞折込が投下され、クリニック前に設置される映像モニタにもPR動画が流れはじめました。
 
1日前には街頭で手配り配布を行い、明日の内覧会とクリニック開院を宣伝いたします。
 

ホームページをはじめ、チラシやパンフレットには最初のテーマが一貫して反映されています。

企画段階で提案した【内科診察も出来て気軽に通えるホームドクター的な位置付け】というテーマが一貫して反映しており、さらに脳神経外科がどういった病気を予防できるのか、事前に発見できるのかなど分かりやすく説明されております。
 
説明例:
実は「脳神経外科は、脳だけが領域」と勘違いをされているのは日本特有のことで、世界的にみれば脳神経外科医が多くの脊椎の治療・手術を行うことや、軽い症状だと放っておいたことが重大な事態に繋がる可能性があることまで、各制作物で掲載されております。
 
また、今回はリハビリテーション科も標榜しているため、しっかりとリハ設備や診療メニューも説明されております。
 

地域の方々からは非常にキャッチーな見られ方を意識し、来場集客を成功させました。

「誰でも来ることが出来る診療所」の位置付けで集客をすることで、内覧会の来場者は常に満員状態。さらに現在通っているクリニックに対する不信感を持たれている方や、脳神経外科に通う必要がある方も多く来られて、MRIの診療予約件数も伸びました。
 
内覧会は物忘れチェックや骨年齢チェックなど、至ってシンプルな無料体験コーナーでしたが、20代から70代の方まで幅広い方々にお越しいただきました。また若年層の方々にも脳神経外科のことを正しく理解していただき、今後地域に根ざして運営をしていく上で重要な"新たな患者層の掘り起こし"にも一定の効果があったと感じております。
 

影で本当に努力したのはドクターご本人でした。

一見すると私たちの地域マーケティングがうまくいったように見えますが、影で努力を重ねていたのはドクターです。
 
近隣の大きい病院や施設への挨拶回りに、会食のセッティングなど、成功の影にはドクターご本人が必ずおられます。
 
そんなドクターに私たちも引っ張られて、企画を進めることが出来たと感じております。
 
約半年後にはほぼ脳神経外科・リハビリの領域で患者さんが埋め尽くされ100万点を達成し、ホームページの検索順位も1ページ目(さらに3ヵ月後には一位達成)に表示され、増患サイクルが常に回っている状態です。
 
結果、早期の集患は大成功を納めたと言えるでしょう。
 

こうすれば良かったなと感じる点もありました

内覧会時、ドクターと来場者のコミュニケーションの際、困った現象が起こりました。年配の来場者の方や、既に病院等の脳神経外科へ通われている方の場合、フリートークの内覧会では深く話し込みすぎるシーンが多々ありました。
確かに、現在悩みが深刻な方の場合は致し方がないのですが、ドクターと話がしたい方が行き詰まってしまいます。
 
何度かドクターと調整はしたものの、やはりそういった来場者さんの話は重く深い相談になってしまいます。
 
現在では、次の休診日に特別相談会(時間制限あり)を設けていただくこともご提案させていただいております。来場者さんの熱が冷めないうちに、出来れば早い日程が好ましいです。
 
※ドクターの了承がある場合のみ別途相談会を設けておりますので、必須ではありません。
 
最後に
実は問診票やクリニックカードなど細かい制作物の工夫など、本記事に記載しきれなかった内容もございます。また企画の進行については、開業準備の進捗によって都度調整を行ないます。
 
ご相談時にはお気軽にお尋ねください。