銀座での婦人科内覧会を企画

最新のデジタルマンモグラフィなどの導入で、企業健診の推進に意欲的なドクターと、現実とのギャップ

開院場所は都内でも有数の一等地で、大企業もオフィスを構える銀座のショッピング施設。
 
最新の医療機器を導入し、企業検診をたくさん受けてもらいたいと意欲的な女性ドクター。
 
しかし、急にクリニックをオープンしたクリニックが、企業検診を取りに行くには絶大なコネクションとネットワークがない限り非常に困難な道のりです。一流企業しかオフィスを構えることのできない銀座で、飛び込みしたところで担当者不在で門前払いがオチでしょう。
 
開業後、基本は待ちの姿勢になるクリニックにとっては企業への営業活動も出来ずに、地道に口コミを広げるのには時間が掛かり過ぎます。
 
今回はそんなドクターに向けた企画を掲載いたします。
 

まずは社会保険の種類とターゲットを絞ります

組合保険（約2,950万人）と協会けんぽ（約3,450万人）と共済組合（約920万人）の全てを狙いに行くのは流石に無茶があります。
 
組合保険は常時700人以上の従業員が働いている企業が、自前で組合を作るためよほどのコネクションがない限り担当者まで話を持って行くことは困難です。
 
協会けんぽの場合は全国健康保険協会が運営しており200万社以上が加入しております。組合保険の約10万社と比べると20倍のパイがあります。銀座という立地で共済組合はさらにパイが少なくなるので割愛しました。
 
狙うは協会けんぽに加入している企業と、追加自費を払って健診を受けに来てくれる女性社員の方々です。
 

どうすれば企業検診の決裁権保有者、女性社員の方々と話が出来るかを考える

まず第一に決裁者や企業に務める女性が乗り気になるコンテンツ企画が必要になります。
 
助成金のセミナーとセットにすることで決裁者や役員が来てくれる可能性もありますが、これは完全に法律違反になるのでNGです。（医療担当者の主導共同問わず違反します）
 
さて、ここで本格的に企画に入るのですがまず最初に浮かび上がったのは、北斗○さんのトークショーです。よほどの理念や強い志がドクターにないことには、提案も聞いてもらえないレベルですが事務所へアプローチだけはできる準備までしました。
 
しかしちょうど闘病から芸能活動を再開し超人気芸能人になっており、旦那様とのセット出演が条件に上がる可能性もあり高額なギャラが二倍となると到底クリニックが内覧会で支払う予算では無くなります。
 
その時点で想定予算を算出し企画はお蔵入りに。
 
次に出たのが元宝ジェンヌとの対談と高級食材ツバメの巣を囲んだ交流会企画です。

宝塚歌劇団は男装こそしますが全てが女性の厳しい世界です。その中で現役時代のメンタルとカラダの関係など、社会で働く女性を代表する形でお招きしドクターと対談していただく企画です。対談は1日に2回開催し、開催後は招待客との交流会をしますが、女性モデルや芸能人にも大人気の高級食材ツバメの巣に金粉をまぶしたジュレを囲んで行うクロス企画です。
健康食品としても人気の食材を囲むことで、健康の話にも繋げやすい準備が出来ます。
 
予算的にも内覧会のギリギリ範囲内と行ったところです。
 

次にファーストコンタクト（招待）をどう取るかです

チラシを新聞折込したりポスティングをしても効果が薄いことは明白です。
開業前の忙しい時期にドクターが一件ずつ挨拶して巡業するにも無理があります。
 
では地道なロール作戦しか残されておりません。
 
【決裁権保有者へのアプローチ】
弊社スタッフ4名で、一日中企業へ挨拶回りをし、ご招待状と企画内容を手渡しして行くことです。
企画は十分魅力的で集客効果を見込めるため、どれだけ多くの決済保有者に見てもらえるかが勝負となります。
 
【一般女性社員へのアプローチ】
挨拶回りの際に、女性社員向けのチラシを作成することが一つ。
もう一つは昼休憩と帰宅時間を狙った街頭配布活動です。
当時、女性の間では話題ではあったものの高級なツバメの巣を購入してる方は少なかったので、ここでもコンテンツが本領を発揮します。

WEBコンテンツと動画広告を併用して、挨拶回りと街頭配布の効果を高める

などなど戦略はたくさんありますが、記事が長くなってきましたので続きはご相談時にお気軽にお尋ねください。